【コンテンツ】
・Universal Audio Apollo 8 ギターのかけ録りの方法
・Universal Audio Apollo 8 かけ録りしないギター録音の方法(今回の記事)
プラグインの高音質が魅力のUniversal Audio製オーディオインターフェース、Apollo。ギター用プラグインの音質も評価が高いことから、オーディオインターフェースApollo 8 Duoを導入しました。
Apollo Twin、8、8p に備わるHi-Z入力は Unisonテクノロジーにも対応しており、実機が持つ真のトーンとフィーリング、レスポンスそのままを体感することができます。(Universal Audio製品ページから引用)
かけ録りの場合はプラグインで設定したイフェクトがかかった状態で録音されます。筆者の場合、ギター録音では、イフェクトをかけた音をモニター上で聴くのみにして、実際にDAW(Pro Tools)上ではドライ音(生音)で録音する方法にしています。
かけ録りしない場合は、上図の右側赤枠部分のINSERTS EFFECTSを「UAD MON」に設定します。
※各パートの設定でも単体で「UAD MON」にすることができます。
マーシャルの歪み音をモニターしながらドライ音を録音するまではできたのですが、先ほど使ったプラグインをドライ音に効かせる、いわゆる「リアンピング」の方法は??
そこで作業が止まってしまいました。
リアンピングとは
リアンピングとは、「ギターのシグナルをギターアンプ+キャビネットを通してマイクで録音し直す」という手法が本来の意味かと思います。RadialのReamp JCRはアナログ環境でのリアンピング録音用機材として代表的な製品です。
Radial ラジアル リアンプ Reamp JCRの情報はこちら
Apolloでリアンピングを行う
今回はリアンピング的な方法でPro Toolsに録音されたドライ音(ギターの生音)を再度Apolloプラグインに通して好みのアンプサウンドを録音します。
Pro Toolsで録音した生音をApolloのコンソールに戻してエフェクトを掛ける方法
Hookupのサポートさんにお聞きしました。以下が手順です。
- Protoolsで録音されたギターのチャンネルのOutをプラグインのVirtual(のいずれかに)にアサイン
- 設定例として、コンソールの1ch(下図では「GUITAR」)で録音した場合、コンソール上のインサートされたプラグイン(ここではMarshall 2203)の文字をドラッグ&ドロップでConsoleのVirtualチャンネルへ移動させる。
※下図の赤から黄色枠へプラグインを移動
- 設定例として、Pro Toolsのインサートに設定後(下図赤枠部分)、フェーダーが出現する。
- Protoolsで設定したチャンネルにVirtual Inの音をレコーディングすれば、ウェットな音の録音できます。Pro Toolsのフェーダーでイフェクトのかけ具合を調整できます。
- YouTube動画では生音を再生させながらVirtualのフェーダーのボリュームを上げていくと、歪みの度合いが上がっていきます。イフェクターのドライブを上げているようなイメージです。
「プラグインFender ‘55 Tweed DeluxeをPro Toolsで使う」はこちら(別サイト)
「プラグインFender ‘55 Tweed Deluxe リアンピングによるサウンド比較(歪み編)(別サイト)